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【第2回】診断で見えた弱点!「パフォーマンス」と「SEO」を徹底改善しよう!

前回の記事(連載第1回)では、WordPressサイトの「健康状態」を客観的に把握できる無料ツール「WordPressサイト 安心&最適化診断」をご紹介しました。サイトのURLと簡単なチェックリストへの回答で、セキュリティやパフォーマンス、SEOなど、幅広い観点からサイトの状態を診断し、具体的な改善アクションプランが提案される非常に有用なツールです。

実際に診断を試された方の中には、「思っていたよりスコアが低かった」「特にパフォーマンスSEOが懸念点として挙げられた」という方もいらっしゃるかもしれません。これらのカテゴリは、サイトの成功に直結する非常に重要な要素であり、スコアが低い場合は早急な改善が必要です。

そこで今回の連載第2回では、診断レポートで「主な懸念点・潜在的リスク」として挙げられやすい、パフォーマンス(表示速度)SEO対策に焦点を当て、それぞれの具体的な問題点と、診断ツールが提案する改善アクション、さらにそれ以外の効果的な対策について詳しく解説していきます。

【第2回】診断で見えた弱点!「パフォーマンス」と「SEO」を徹底改善しよう!

診断結果でスコアが低かった場合、それはあなたのサイトが抱える「見えない不調」を示しています。特に「パフォーマンス」と「SEO」の低スコアは、サイト訪問者の減少売上機会の損失に直結する可能性があるため、決して放置できません

パフォーマンス改善は急務! 表示速度がサイトの命運を分ける

サイトの表示速度は、ユーザー体験に最も大きな影響を与える要素の一つです。インターネットユーザーは読み込みに時間がかかるサイトに強いストレスを感じ、すぐに他のサイトへ移動してしまいます。また、表示速度はGoogleの検索順位を決める重要な要素でもあり、遅いサイトはSEO評価を下げてしまいます。

診断ツールでパフォーマンス関連のスコアが低かった場合、以下のような問題点が考えられます。

  • 表示速度を客観的に計測していない:体感だけで判断し、具体的な遅延の原因を特定できていない。
  • 画像の最適化が不十分:ファイルサイズが大きい画像をそのまま使用しているため、読み込みに時間がかかる。
  • キャッシュ設定が不適切:ブラウザキャッシュやサーバーキャッシュが有効になっておらず、毎回全てのデータを読み込んでいる。
  • CSS/JSファイルの最適化不足:不要なコードが含まれていたり、ファイルが分割されたままだったりして、読み込み効率が悪い。
  • 不要なプラグインが多い/重いプラグインを使用:多くのプラグインがサイトの表示速度を低下させている。

これらの問題に対する具体的な改善アクションとしては、次のような点が挙げられます。

  • 表示速度計測ツールの活用Google PageSpeed Insightsなどの無料ツールで定期的に計測し、具体的なボトルネックを特定しましょう。
  • 画像の徹底的な最適化アップロード前に適切なサイズ・形式(WebP推奨)にリサイズ・圧縮するか、画像最適化プラグインを導入して自動化しましょう。
  • 強力なキャッシュプラグインの導入と設定WP Super CacheやW3 Total Cache、LiteSpeed Cacheなどの高機能なキャッシュプラグインは、ブラウザキャッシュやページキャッシュを効率的に管理し、表示速度を劇的に改善させることが期待できます。.htaccessファイルでの設定見直しも有効です。
  • Gzip圧縮の確認サーバー側でのGzip圧縮が有効になっているか確認しましょう。有効でない場合はサーバー会社に問い合わせるか、.htaccessファイル等で設定します。
  • CSS/JSファイルの最適化キャッシュ系プラグインの機能や、Autoptimizeなどの最適化プラグインを使って、ファイルの縮小化(Minification)や結合(Combination)を行いましょう。
  • プラグインの見直しと整理現在有効化しているプラグインをリストアップし、本当に必要か見直しましょう。使っていないものは無効化するだけでなく完全に削除します。多すぎるプラグインや、品質の低いプラグインは表示速度を低下させる大きな原因となります。
  • サーバー環境の見直し:もし共有サーバーで他のサイトの影響を受けて遅いと感じる場合や、サイト規模に対してスペックが不足している場合は、より高速なサーバーへの移行も検討価値があります。

パフォーマンス改善は、これらの対策を複合的に行うことで、より大きな効果が期待できます。一つずつ取り組んでいきましょう。

SEO対策で検索順位をアップ! 訪問者数を増やそう

SEO(検索エンジン最適化)は、あなたのサイトをより多くの人に見てもらうための最も基本的な、そして最も重要な取り組みです。検索結果での表示順位が低ければ、どんなに良いコンテンツがあっても、見つけてもらうことすら難しくなります。

診断ツールでSEO関連のスコアが低かった場合、以下のような問題点が考えられます。

  • 基本的なSEO設定の漏れタイトルタグやメタディスクリプションが設定されていなかったり、内容が適切ではなかったりする
  • キーワード対策が不十分ターゲットとする検索キーワードを意識せずにコンテンツを作成している。
  • サイト構造の情報伝達不足XMLサイトマップが生成・送信されていなかったりパンくずリストがなかったりして、検索エンジンがサイト構造を理解しにくい。
  • サイト状況の把握不足Google Search Consoleやアクセス解析ツールを導入していない、または活用できていないため、検索パフォーマンスやユーザー行動を把握できていない。
  • 内部リンクや外部リンクが不足関連コンテンツへの誘導が不十分で、サイトの回遊性が低い。

これらの問題に対する具体的な改善アクションは多岐にわたりますが、診断ツールが提案する内容や、その他の基本的ながら重要な対策としては、次のようなものがあります。

  • SEOプラグインの導入と活用Yoast SEOやRank MathなどのSEOプラグインを導入し、すべての主要なページで最適なタイトルタグとメタディスクリプションを設定しましょう。これらの情報は検索結果での表示に影響し、クリック率に関わります。
  • キーワード調査とコンテンツの最適化ユーザーがどのようなキーワードで情報を探しているかを調査し、それらのキーワードを含んだ、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成・リライトしましょう。コンテンツの見出しタグ(H2, H3など)も構造的に正しく使用し、読みやすさと検索エンジンへの情報伝達を同時に高めます。
  • XMLサイトマップの生成と送信SEOプラグインの機能でXMLサイトマップを自動生成し、Google Search Consoleから送信しましょう。サイトの構造変更や新しいページの追加時には、サイトマップが更新されるように設定します。
  • Google Search Consoleとアクセス解析ツールの導入・確認Google Search Consoleは必ず導入し、定期的にクロールエラーやモバイルユーザビリティなどの問題がないかチェックしましょう。Google Analyticsなどのアクセス解析ツール訪問者の行動を分析し、どのページが人気か、どこで離脱が多いかなどを把握し、コンテンツ改善やサイト構造の見直しに役立てます。
  • 内部リンク・外部リンクの強化関連性の高いサイト内記事同士を適切に内部リンクで結びましょう。これによりユーザーの回遊性を高め、サイト全体の評価向上にもつながります。信頼できる外部サイトからのリンク(外部リンク)獲得も重要ですが、まずはサイト内の構造を整える内部対策から着手するのがおすすめです。
  • 表示速度の改善:先述のパフォーマンス改善は、SEOにおいても非常に重要な要素です。表示速度の向上は、ユーザー体験の向上と検索順位の上昇の両方に貢献します。

SEO対策は一度行えば終わりではなく、継続的な取り組みが必要です。診断結果を参考に、優先順位をつけて着実に改善を進めていくことが重要です。

まずは診断で現状を把握し、具体的な改善へ繋げよう!

WordPressサイトのパフォーマンス向上SEO強化は、どちらもサイトの成長に不可欠な要素です。「WordPressサイト 安心&最適化診断」ツールは、あなたのサイトがこれらの分野でどのような課題を抱えているのかを具体的に示してくれます

診断レポートをアクションプランとして活用し、今回解説したような具体的な改善策を実行することで、ユーザーにとってより快適で、検索エンジンからも評価されやすいサイトへと着実にステップアップできるはずです。

まだ診断を受けていない方は、ぜひこの機会に無料診断をお試しください。そして、診断結果を元に、まずは今回解説したパフォーマンスとSEOの改善から着手してみましょう。

次回の記事では、診断レポートの他のカテゴリ(セキュリティ対策運用・管理体制など)についても深掘りし、さらに幅広い観点からのサイト健全化について解説していきます。

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