WordPressでお問い合わせフォームを扱っている方なら、一度は MW WP Form を使ったことがあるかもしれません。

私自身、これまで数多くのWordPress案件に関わってきましたが、MW WP Formには長年助けられてきました。

確認画面付きフォームを柔軟に構築でき、日本国内では非常に多くの制作現場で使われてきた、優れたプラグインです。

まず最初にお伝えしたいのは、MW WP Formは今も大切に保守されているプラグインである、ということです。

近年は新機能追加こそ停止していますが、脆弱性が見つかった際には迅速に対応が行われています。

最近報告された任意ファイル移動脆弱性(CVE-2026-4347)についても、数日のうちに修正版が公開されました。

詳細については、KUSANAGIの脆弱性情報まとめでも分かりやすく整理されています。
→ MW WP Form 任意ファイル移動脆弱性の詳細を見る

この対応スピードを見ると、現在のメンテナの方々が責任を持って守り続けていることがよく分かります。

MW WP Formは今も現役。だからこそ、次を考える時期でもある

弊社で保守・開発を担当しているクライアントサイトでも、フォーム利用状況を見ると次のような割合になっています。

フォームプラグイン 利用割合
Contact Form 7 約70%
MW WP Form 約15%
その他 約15%

この数字から分かるように、MW WP Formは今なお多くの現場で重要な役割を担っています。決して「終わったプラグイン」ではありません。

ただ一方で、公式にも案内されている通り、現在は新規機能追加停止・新規採用非推奨の段階に入っています。

長期運用を考えたとき、“将来も安心して使い続けられる移行先” を考えておく必要があるのも事実です。

実運用で感じる課題のひとつ:reCAPTCHA対応

MW WP Formで少し気になる点のひとつが、スパム対策として重要な reCAPTCHA 対応です。

現在、MW WP FormでreCAPTCHAを導入する場合、多くのケースで別途追加プラグインが必要になります。

これは決して致命的な問題ではありませんが、運用上の依存プラグインが増えるという意味で、管理負担が増える要因になります。

さらに、補助プラグインの中には更新頻度が低いものもあり、長期運用では少し不安が残ります。

WordPress運用では、依存プラグインが増えるほど将来的な保守コストも増えていきます。

だから私は、新しい選択肢を作ることにしました

MW WP Formを否定したいわけではありません。

むしろ逆です。

MW WP Formが長年支えてきた価値を尊重したうえで、その次の選択肢を用意したい。
そんな思いから、新しいフォームプラグインの開発を始めました。

その名前は、Edel Smart Formsです。

Edel Smart Formsで実現したいこと

現在開発中の Edel Smart Forms では、次のような機能を予定しています。

  • MW WP Formからのインポート対応
  • 既存フォーム設定の移行支援
  • reCAPTCHA v3 標準搭載
  • 確認画面付きフォーム対応
  • 安全性を重視した再設計アーキテクチャ
  • モダンなフォームデザインテンプレート対応

特に重要なのは、MW WP Formで作った既存資産を無駄にしないことです。

これまで作ってきたフォームをできるだけそのまま引き継ぎながら、より安全で、より使いやすい環境へ移行できるようにしたいと考えています。

これは“置き換え”ではなく、“未来への準備”です

MW WP Formには、これまで多くの現場を支えてきた実績があります。

その価値は、これからも変わりません。

だからこそ私は、「MW WP Formを終わらせる」のではなく、「次の選択肢を増やす」という考え方を大切にしたいと思っています。

Edel Smart Formsは、そのための一つの答えです。

MW WP Formを大切に思っている方にこそ、安心して未来を選べる選択肢を届けたい。

そんな気持ちで、これから丁寧に開発を進めていきます。

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