WordPressサイトの費用、「作って終わり」ではないけれど…
WordPressサイトを作ろうとすると、まず気になるのが費用です。ところが、制作の見積もりだけを見て契約したあとに「サーバー代がかかる」「保守は別料金です」と言われ、戸惑う方は少なくありません。一方で、毎月の保守契約に縛られるのは避けたいという気持ちもあるはずです。
この記事では、WordPressサイトの費用の全体像を、「必ずかかる費用」と「任意の費用」に分けて正直に整理します。保守は本当に必要なのか、という点も含めて、WordPress専門エンジニアの立場から率直にお伝えします。

WordPressサイトの費用は「2階建て」で考える
費用を整理するコツは、次の2つに分けて考えることです。
- ①必ずかかる費用:制作の初期費用+サイトを公開し続けるための必須コスト(ドメイン・サーバー)
- ②任意の費用:保守サポートや顧問など、使うかどうかを選べる費用
多くの方が混同しがちなのが、「②の保守」を「①の必須コスト」だと思い込んでしまうことです。実際には、サイトを動かすために絶対に必要なのは①だけ。②は、必要な人が必要な分だけ使うものです。ここを切り分けるだけで、費用の判断がぐっと楽になります。
①必ずかかる費用:初期費用と必須のランニングコスト
まずは、サイトを作って公開し続けるために、誰でも必要になる費用です。
初期費用(制作・カスタマイズ)の相場
制作の初期費用は、作るものの規模と機能の複雑さで大きく変わります。おおまかな目安は次のとおりです。
| 規模 | 費用の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 小規模 | 〜10万円 | 数ページのシンプルなサイト・テンプレート活用 |
| 中規模 | 〜30万円 | オリジナルデザイン・問い合わせや基本機能 |
| 大規模 | 〜100万円 | 多ページ・独自機能・しっかりした設計 |
| 特注 | 100万円〜 | 予約・会員・外部連携など複雑な独自開発 |
予約システムや会員機能など、特定の機能を加えると費用は上がります。機能別の費用感は予約システムの導入費用や会員制サイトの費用もあわせてご覧ください。なお、見積もりの「金額の理由」をどう見るかは制作会社の選び方と相見積もりの見方で詳しく解説しています。
必須のランニングコスト(保守とは別に必ずかかる)
意外と見落とされがちですが、サイトを公開し続けるには、保守契約の有無に関わらず必ずかかる費用があります。とはいえ、金額は決して高くありません。
| 項目 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 独自ドメイン | 年 1,000〜数千円 | サイトの住所(◯◯.com 等)の維持費 |
| レンタルサーバー | 月 数百〜1,500円程度 | サイトを置く場所。年1〜2万円ほど |
| SSL(常時暗号化) | 無料が主流 | 多くのサーバーで無料提供。鍵マークの安全表示 |
つまり、最低限の維持費は年1〜2万円台におさまることが多いのです。「ランニングコスト」と聞くと身構えてしまいますが、必須なのはこの程度。ここに保守を足すかどうかは、次に説明するとおり任意です。
②任意の費用:保守・顧問は「必要な人だけ」
ここで正直にお伝えします。保守サポートは、すべてのサイトに必須というわけではありません。
私たちEdel Heartsは、月額契約を必須にしていません。ご自身で更新やバックアップを無理なく続けられる方には、保守は不要です。実際、私たちはこれまで月額契約を積極的に勧めることはせず、必要なときだけのスポット対応も数多くお引き受けしてきました。「毎月の固定費は増やしたくない」という方には、その方針が合うはずです。
一方で、保守が向いているのは次のような方です。
- 本業が忙しく、更新や監視に手が回らない
- サイトが止まると売上・信用に直結する
- トラブルが起きたとき、自力で復旧する自信がない
こうした場合は、保守や顧問を「保険」として使う価値があります。自分でやるか任せるかの判断は保守は自分でできる?自社運用と外注の判断基準が参考になります。費用感としては、保守はライトプランで月額数千円台から、顧問エンジニアは月額2万円台から、といった水準です(詳しくは保守費用と選び方をご覧ください)。

費用を抑えるための考え方
費用を賢く抑えるコツは、「必要な機能から逆算する」ことです。最初からあれもこれもと盛り込むと初期費用がふくらみます。本当に必要な機能だけで始め、あとから育てていく方が、結果的にムダがありません。
注意したいのは、安さだけで選んだ結果、かえって高くつくケースです。無料テーマや格安テンプレートで作ったものの、やりたいことに対応できず作り直し、という相談は実際によくあります。とくに更新を放置すると、トラブル対応という想定外の出費にもつながります(更新を放置するリスクもご参照ください)。目先の安さではなく、数年使うことを前提にトータルで考えるのが、結局いちばん経済的です。
まとめ:全体像を知れば、ムダなく判断できる
WordPressサイトの費用は、「①必ずかかる費用(初期費用+年1〜2万円程度の維持費)」と「②任意の費用(保守・顧問)」に分けて考えれば、見通しがクリアになります。保守は必須ではなく、必要な人が必要な分だけ使うもの。月額に縛られる必要はありません。
私たちEdel Heartsは、必要な分だけ・無理のない形でご提案するWordPress専門チームです。月額契約ありきではなく、スポット対応から保守・顧問まで、お客様の状況に合わせて柔軟に対応します。「うちの場合はどれくらい?」というご相談だけでも歓迎です。
- 必要なときだけのご相談・お見積り:お問い合わせフォーム
- サイトの状態を無料でチェック:無料AI診断
- 保守を検討したい方:保守サポートサービス
- いつでも相談できる技術パートナー:顧問エンジニア